数字や事実を間違えられない
金額・割合・対象期・社名の取り違えは、投資家向けの資料では大きな問題になります。正確な転記と、必要に応じた裏取りが欠かせません。
ログミーAI翻訳
ChatGPTがある今、なぜIR翻訳はプロに頼むのか。
適時開示やIR資料の英訳では、訳の正確さに加えて、数字の転記、過去開示との一貫性、体裁の維持が求められます。ログミーの翻訳チームが日々行っているこの作業を、AIで進められるようにしたのがログミーAI翻訳です。
訳すこと自体より、その前後の作業に手間がかかります。
金額・割合・対象期・社名の取り違えは、投資家向けの資料では大きな問題になります。正確な転記と、必要に応じた裏取りが欠かせません。
同じ会社の開示では、前回と用語・言い回し・体裁をそろえることが求められます。過去の和文と英文を読み解く必要があります。
会計期間の言い回しや定型表現など、一般的な英語力だけでは対応しきれない決まりがあります。
ChatGPTなどに任せても、訳の理由が分からず、体裁も崩れます。結局すべてを人が確認することになります。
ベテランの翻訳者は、決まった手順で進めます。
その会社の過去開示から、今回と内容の近いものを探し、英文と和文をそろえます。
今回の和文が過去の和文とどこで違うか、過去の英文と和文がどう対応するかを確認します。
流用できる過去訳はそのまま使い、似た文は過去訳をもとに直し、新しい文は新しく訳します。レイアウトも参照英文に合わせます。
お客様が見るべき箇所に、コメントを付けて納品します。
訳し方にも決まりがあります。日付や会計期間の書き方、定型表現、用語の統一。ログミーではこれらをスタイルガイドとしてまとめています。
ログミーAI翻訳は、過去の英文Wordをもとに、今回の和文で変わった箇所を書き換えます。上のプロの手順に沿って動きます。
一文ごとに、過去英文と同じなら過去訳コピー、数字や日付だけ違うなら過去訳踏襲、対応がなければ新規訳出を選びます。
社名・サービス名・スローガンなど、表記を外せない言葉は、Webで公式の英語表記を確認します。それ以外は検索しません。
「当社」を the Company と決めたら、文書全体で the Company に統一します。表記のゆれをなくします。
過去の英文Wordをもとにするため、表やレイアウトを保ったまま、編集できるWordで出力します。
数値や日付はそのまま転記し、古い値が残っていないかを機械が点検します。
どこを、なぜそう訳したかを画面で確認できます。見るべき所だけ確認できます。
翻訳対象(今回の和文)、参照英文(過去の英文開示)、参照和文(その和文)をアップロードします。過去の開示を探すところまでがお客様の作業です。

完成した英文をクリックすると、対応する和文・参照英文・当てた英訳が並びます。各箇所に 過去訳コピー/過去訳踏襲/新規訳出/数値コピー のラベルが付き、訳出根拠も表示されます。

受け取ってから、確認できる状態になるまでの流れです。訳し方は内容ごとに分かれ、固有名詞のときだけWeb検索を行い、点検で問題があれば前の工程に戻します。
AIの判断を待たず、コードが毎回同じように行う部分です。体裁(デザイン)と訳文(翻訳)で分けています。
AIが行わないのは、最初の「参照を探す」工程だけです。
| 翻訳者の工程 | AI | どう担うか |
|---|---|---|
| 似た開示を探し、参照をそろえる | ✕ | お客様にご用意いただきます(今回の和文・参照和文・参照英文の3点)。目利きが要る「探す」工程は人の担当です。 |
| 差分を読む | ◎ | AIが3つの文書を突き合わせ、どこが変わったかを読み取ります。 |
| 過去の英文をもとに、変わった所だけ手を入れる | ◎ | 文ごとに、次のように使い分けます。 |
| └ 流用できる過去訳はそのまま使う | ◎ | 一致する箇所は、過去英文をそのまま引き継ぎます。 |
| └ 似ているが少し違う文は過去訳をもとに直す | ◎ | 数字や日付など、変わった分だけ直します。 |
| └ 新しい文は新しく訳す | ◎ | ログミーのスタイルガイドに沿って訳します。 |
| └ 固有名詞はWebで確認する | △ | 社名やスローガンなど、外したくない言葉に限ってWebで確認します。それ以外は検索しません。 |
| └ レイアウトを合わせる | ◎ | 参照英文のスタイル・フォントに合わせ、表は内容に応じて参照英文か日本語から作ります。 |
| 確認してほしい点を添えて渡す | ◎ | 訳し方と根拠を一つひとつに残し、ログミーの画面で確認できるようにします。 |
✕=人が担当 / △=限定的に自動 / ◎=自動
AIが判断する部分(◎)は、つねに正しいとはかぎりません。体裁の調整や数値の点検は機械が必ず行いますが、訳し方の判断まで完全には保証できません。そのため、仕上がりを人が確認できる画面を用意しています。
仕上がりのWord、数字や日付の正確さ、確認画面まで、御社の文書で確認できます。